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昔からよく言われている考え方の一つとして、
人間は「霊(魂)・心・肉体」の3つの構成から成り立っている、と。

それをあえて列車に例えていえば、「客車が肉体、それを引っ張る機関車が心であり、
運転手が霊」
である。そして言葉が走る原動力となる「石炭」に相当する。だから、
志ある霊は日々吐く言葉に細心の注意をはらい、良い言葉のみを心と肉体の燃料
としている。   

そこでここに、古今東西を問わず、哲人・武人・経済人 の、「読むだけで元気が
出る言葉」のみを選んで記載させていただきます。

日々何回も読み、心に刻み込む事によって霊肉の向上を図りましょう。


 心が積極的になれば、たとえ人生に苦難苦痛があろうと、
心の力で喜びと感謝に振り返ることができる

                                   −−中村天風
 真理瞑想行をするまでは、人間の心の行なう思い方、考え方が、人生の万事を
良くも悪くもするのだということを知らなかった。人間の心こそが、宇宙一切の
創り主である宇宙大霊と自分の生命本体たる霊魂とを、交流結合させる回路で
あるということを知らなかったからである。
 
 天風哲学の根本的考え方は、この世は苦しいものでも、悲しいものでもない。こ
の世は本質的に楽しい。嬉しいそして調和した美しい世界なのである。

 ところが、多くの人は、これを信じないどころか思おうともしないで、苦痛と、苦難と、
失望に満たされているのが、この世界であると考えている。それは、
結局心の態度が変わってないからで、心の態度を変えない限り思いたくとも思えない。

 第一思おうとする気持ちがでてこないのである。天風哲学はたとえ人生に苦難苦痛が
あろうとも、それを心の力で喜びと感謝に振り替えていくのである。心が積極的になれば、
振り替える事ができるのである。<いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して
堂々と人生を生きる。>
 
 腕に自信がある船乗りは、静かな海より、荒波を乗り切る航海のほうが
張り合いがあるという。これと同じく、病や困難から逃げたり、避けたりせず、
<矢でも鉄砲でも持ってこい>と、

 苦しみ悲しみに挑戦し乗り越えていき、自分の力でこれを打ち砕いていく気持ちにな
れ、というのが、天風哲学の真髄である。

 人間は、それ自身を宇宙の創造を司る偉大な力を持つ宇宙霊と自由に交流、
結合し得る資格をもっている。
資格があるから、同時にこれと共同活動を行な
わせることもできるのは、当然のことであり、そうすることにより、万事を想うまま
に成就できるのである。              
                               −運命を拓くー  講談社


人間の心というものは、それこそ魔力のような
  ものすごい力を秘めている 心はあらゆる力の源泉である
 
 ところが、多くの人たちは、この貴重な事実を知らず、
  心の力に信を置こうとしないで、
   逆に疑うことの方を、重大視している

そして、それがすべてのものを完成させるうえで、
 大きな妨げになるものだということを知っていない
                   
                      ーー中村天風(哲人)ーー


(前向きな人)
もし読者の中に、仕事や私生活で現在好ましくない状況に苦しんでいる人がいるなら、
その状況は単独に起こったものでもなければ、不運のせいでもない。

それはあなたの否定的な精神構造のせいなのだ。否定的な思考形態は長い時間をかけて
少しづつはぐくまれてきたものかもしれないが、いずれにしてもそれがあなたを後ろ向きの
考え方の発信者にし、うしろ向きの結果の受信者にしてきたことは間違いない。

だがそんな人にも福音がある。変わればいいのだ。後ろ向きの考えを捨てて、前向きに
考える努力をすればいいのだ。あなたの中に眠っている前向きのプラス・ファクターを、
性格や職場や、人間関係にひっぱり出すのだ。

前向きな人というのは、ものごとを習慣的に前向きに捉える人で、毎日まわりに建設的で
前向きな考え方の電波を放っている。彼らの放つ強力な電波のまわりの環境を前向きに整え、
前向きの結果を生み出す。長い間電波を放ちつづけていると、それと似たような電波が
必ず帰ってくるものなのだ。

だから思い通りの人生を歩みたい、あるいは歩みつつあるがもっと思い通りに生きたいと
思うなら、自滅的な後ろ向きの考え方を捨てて、建設的な前向きの姿勢を身につけることだ。
               ーーどうすれば最高の生き方ができるか 
                 
                          ノーマン・V・ピール 三笠書房


大きな目標を達成できないでいる人々は、
  とりあえず、当面の義務の完璧な遂行に心を集中すべきである
 その義務がいかに些細なものに見えようと、問題ではない
   それを通じてのみ、真の集中力と自己管理能力の開発が可能となる 

 そしてそれらの能力が十分に開発されたとき、
   達成されえないものは何一つ存在しなくなる

                  ーージェームズ・アレン(哲学者)ーー


『何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く』 と言う言葉ですね。

すぐに結果は出ないけど今やっている事は無駄ではない
                               いつかきっと成果が出ると・・・。

ーー高橋尚子(女子マラソン五輪金メダリスト)ーー


500人以上にのぼる成功者が口をそろえて私に語ったこと、それは 
  『大きな成功というものは、人々が敗北感に屈して
    しばらく経ったときにやってくるものである。』
ということだ

 敗北とは本当にいじわるなもので、皮肉な『ペテン師』のようなものである
   このことをあなたは肝に銘じておくべきだ

 そしてこの『ペテン師』は、成功の一歩手前で人々を挫折させることを、何よりも喜びとして
                                    いるのである

               ーーナポレオン・ヒル(能力開発研究家)ーー

『やろう』と思う強い意志は、これまで行ってきた行動の回数と、その時の決意の強さによって
決まります。そして行動にかかるたびに、人間の脳は成長します。そうなった時、本当の
信念が生まれるのです

せっかく決心しても、また美しい気持ちを抱きかけても、実を結ぶことなく立ち消えになって
しまっては、その損害は、機会(チャンス)を失った時よりはるかに大きいでしょう

その人の将来の目的の達成が遅れてしまうし、心の冷たい人になってしまうからです

口先だけなら、だれでも強そうなことが言えます。でも実際にその場で発揮できる勇気は、
いつの場合でも十分では有りません私たちは勇気が毎日少しづつ蒸発するにまかせている
からです。

                                   ーーヘレン・ケラー(奇跡の人)ーー


私は、瞑想を日課にしているので、
 何か疑問に浮かぶと 瞑想して心を静め、
   答えが自然に浮かび上がってくるのを、待つという習慣があります

 仕事の問題も、人生の問題も、この方法で随分助けられてきました

         ーー土井利忠(ソニー取締役・ロボット犬AIBO発明)ーー



万能の潜在意識は誰の内にもある。それは外界のすべての光景や音や
   対象物と遮断された静寂のときに引き出されるのだ

            ーージョセフ・マーフィー(能力開発研究家)ーー


顕在意識と潜在意識がしっくり調和して一緒に働くと、人生最大の成功が約束される。
にもかかわらず前世紀までは、潜在意識の心理的研究は全くかえりみられなかった。
潜在意識は病気のときかなにか事故のときに
  ひょっこり頭をもたげる異常な現象と考えられていた

              ーーG・ゲレー(フランスの心理学者)ーー


もし私どもが潜在意識にたよって、その働きによって何事か成し遂げようと
念じてことにあたるならば、我らの潜在意識は相互に関連したいくつかの出来事を
発生させて、ついにその目的を達成させる。

             ーーA・N・M・ディレル(イギリスの深層心理研究家)ーー


チャンスは自らの中にある。
  境遇や運や他人の援助の中にはない。
    ただひたすら自らの中にある。

    ーーオリソン・スウェット・マーデン(アメリカの成功哲学研究家)ーー


私たちを動かすものは、心の奥底に隠されているものであることを覚えておきなさい。
そこには説得する力があり、そこには生命が宿っている。すなわち、もしそう呼んでよければ、
そこに、その人の真の自己があるのである。

              ーーマルクス・アウレリウス(ローマ皇帝)ーー


誰にだって成功できる
 成功は環境や教育とは無関係
  『自分には、出来る』 と信じることだ

 人の言うことは気にするな
  『こうすれば・・・ああ言われるだろう』

こんなくだらない感情のためにどれだけの人が
 やりたいことも出来ずに、死んでいくんだろう

           ーージョン レノン(ミュージシャン・元ビートルズ)ーー



(自分に言いきかせる言葉)
自分に言いきかせる言葉を一つ、朝晩少なくとも二十回は書くことだ。
『私は私自身の信念を持っている』朝は非常に重要な時間である。というのは、こうしておけ
ば、昼の間中あなたの創造する心(潜在意識)は、その考えに働きかけ、それをあなたの
行動の中に表しつづけるからである。

夜はもっと重要だといえる。創造する心(潜在意識)は決して眠らないのであるから、
このような積極的な内容をもった考えを、夜あなたの創造する心に与えるということは、
あなたの意識する心が眠っている間にも、あなたの力と知能の大貯蔵庫は、その信念を
現実のものとするために働きつづけるということなのである。

もし経済的に成功することがあなたの目標の一つだったら、紙と鉛筆をとって、朝も夜も次の
ような自分に言いきかせる言葉を書くことである。
『私はきっと成功するぞ』一回でやめないで、何回も書くのである。毎朝、毎晩これを繰り返す
のである。『私はきっと成功するぞ』『私はきっと成功するぞ』と。
           ーーベン・スイートランド 自己を生かす 創元社


目にふれるすべての物は一切合切すべて
    人間の心のなかの思考から生みだされる

                     <中村天風 哲人>


(一念不動)
折あるごとに、自分の希望するところ、求むるところのものを、<実現する、実現する>
繰り返し自分自身にいう、すでに求むるところのものを、半ば以上、自分のものにしたのと
同様の道筋に入ったのである。

そしてその後はひたすらに信念を堅固にし、これを繰り返していると、宇宙霊は、自然な
経路で自動的にその求むるところを実現してくるのである。ありていにいうと、最初に信念強
く、その希望が<実現する!>と断定したときには、その事柄は、霊の世界においては、
もはや実在
となっているからである。

丁度、花や実が実現するのである。だから、この理論的必然性を妨げるようなことは一切
いけない。特に、求むることを変更したり、モデルを不完全にするような、信念を欠如する
ことは、最も戒めるべきである。

どこまでも、前後一貫して、同一の事柄を固く固く心に刻みつけていかねばならない。かるが
ゆえに、どんなことがあっても我々は、断じて、恐怖することなしに、また変更することなしに
信念強く、その実現を待たねばならない。そうすることによって、その思考することが、
必ずや成就実現されることは間違いないのである。
                               ーー運命を拓く 中村天風 講談社


一所懸命という言葉は『命を懸ける』と書く
  しかし懸けそうで懸けないのが人間である

 私の場合、幸か不幸かそういう淵に追い込まれたが、
  絶対絶命の淵に全生命、全バイタリティーが
   一点に集中すると、不可能が可能になることを知った

 私はいろんなことをやってきたが、
  『進むも地獄、引くも地獄』ならば、最終的に進むしかない
   前進しかない
というのが私の体験をもとにしての結論です

              ーー高木禮二(明光商会創業者)ーー

明光商会創業者 高木禮二
独自の経営理念のもと、いままで世の中に存在しなかった商品を開発し、事業化する。
『MSシュレッダー』は、企業・団体から個人まで、文書情報のセキュリティと、紙資源の再生に
活躍する。


(ガンを克服するイメージ療法)
アメリカのがん治療の権威であるサイモントン博士は、治療を重ねるにつれ、病状は全く同じ
患者でも、回復力に雲泥の差がみられるという矛盾に着眼しはじめました。全く同じ治療を
行っても成果の出る患者と全く成果が出ずに、死を迎える患者とにわかれるのです。ここで、
患者の精神状態、心理状態が健康回復に大きく寄与していることを認識します。

それを裏付ける話として、博士はよくクロッファー博士のプラセボ効果の研究結果を例に出し
ます。クロッファー博士は、ある末期癌患者に、単なる滅菌水を「癌治療に最も効果のある薬」
として投与したところ、その効用を確信した患者が実際に癌を克服してしまうという事例です。
これは、明らかに、滅菌水の効果ではなく、患者の心理状態が健康を導き出した良い例です。

サイモントン博士は現代医学の盲点にメスを入れるべく、プログラムを開発。近年では癌治療
のみならず、ストレスが原因となるあらゆる病気・症状の治癒において多大な貢献をしております。プログラムはこれまでに、アメリカ、ドイツ、スイス、ポーランドで提供されてきましたが、
1999年より、日本でもプログラムが提供可能となりました。


サイモントン療法
リラックス反応と瞑想とイメージ療法の組み合せ。特にがん細胞を殺すイメージを思い浮かべる
という視覚的イメージ法に特徴がある。


カール・サイモントン博士
カリフォルニアのサイモントン癌センター設立、がん治療の権威サイモントン博士が発案した
イメージ療法は、アメリカの国立衛生研究所の代替医学研究室で研究されている。
オレゴン医科大学放射線科に勤務後、空軍の医療部門にて功績を上げ、テキサス州
フォートウォース市で、癌カウンセリング研究センターを開設。

現在サイモントン博士のプログラムを受けるために、世界中からロス北部のサンタバーバラを
訪れている。著書の「Getting Well Again」(邦題:がんのセルフコントロール、創元社)は
200万部のセールスを記録し、全米の医学に従事する人を対象に19万部の売り上げがあった。

        ーー参考サイト 非営利活動団体サイモントンジャパン
           http://www.simontonjapan.com/


負ける負けると思えば負け、
 勝つ勝つと思えば勝つものなり

 負けると思いて勝ち、勝つと思いて負けることもあれど
  人には勝つものと言い聞かすべし
                      
                ーー豊臣秀吉(戦国武将)ーー


あなたが何を選ぶかで人生が決まるのです
     人は一日中思っているものになるのです

                        ーーマルクス・アウレリウス(ローマ皇帝)ーー


人類は、自身のイマジネーションに支配されている

          ーーナポレオン・ボナパルト(フランスの皇帝)ーー


成功をひきつけるのは、心の力である
  あなたを成功させるエネルギーは、あなたの心の中にあるのだ
  
 望みどおりに生きる鍵は、ここにある


           ーーナポレオン・ヒル(能力開発研究家)ーー

念じることによって生じる不思議な力は
  念じたその瞬間から働く
  
 古今東西、成就への道は同じだ 
   歴史もこの瞬間から始まるのである

                    
             ーー澤田秀雄(エイチアイエス創業者)ーー
  
 秘訣の第一は絶対積極(中村天風)

病になったり、不運になったりすると<自分には、なにも責任はない。その責
任は他にあるのだ。>と思うものだ。例えば風邪をひいても、<どうして風邪
を引いたの?><今朝起きた時から気持ちが悪かったんだ。><運命が悪
くなったときでも、><自分は一生懸命まじめにやっているのに、相手が不渡り
起こしたんだ>というふうに自分には何の責任もないように思っているふしが
あるが、それはとんでもないことだ。

まいた種子のとおりに花が咲くのである。むろん自分は知らずにやったことであろうが、
自分の心の持ち方が消極的であるがためにこの結び目を思わず緩めてしまった
からに他ならない。消極的な心になると、自分ではそうしたつもりはなくても、
造物主の心と自分の心とが離れ離れになってしまうのである。

造物主の心の中には消極的な弱いものは何一つないのである。しからば、
その結び目を堅固に保つにはどうすれば良いのか。それには、わが心を宇宙霊の心と
同様の状態にして活きることが、秘訣の第一
である。宇宙霊の心は絶対積極である。
今日の世の中の人で、宇宙霊に心がないと思うようなおろかな人はいないと思うが
人の心の中に不思議な働きのあるのは、宇宙霊の心を分配されているからである。
                
                               ー運命を拓く 中村天風著 講談社 
  
                                         中村天風
我々の生命に直接的な影響を与えているということを考えたならば、言葉には
人生を良くも悪くもする力がある。創造の力というものが、巌として存在している
のである。

だから言葉は、人生を左右する力のある哲学であり、科学であると
いうことがいえる。だからどんなことがあっても、お互いの言葉に注意をしなさい。
それは、私の講演を注意して聞いているとよくわかるはずである。

仮にも<出来ません>とか<うまくいきません>とか<ダメですよ>とか言わないだ
ろう。実験する場合でも、<こうするから出来ないのだ。>とは言わずに、
<こうすれば、出来るよ>と言おうじゃありませんか。

結論が積極的断定で終わるように常に気をつけねばならない。
<おお暑い、元気がでるねぇ>これは積極的。<おお寒い、どうにもやり切れない>
これは、消極的。だから正確に前の積極的な言葉を善用しなさい。
                   
                                 −−運命を拓く 講談社

無欲
                      −−政木和三
無欲になって一生懸命に自分のやるべきことをやっていれば、自然と正しい判
断もできるようになる。そして、脳波がシーター波になったとき、人間の体の中
の生命体が肉体の前面に現れ、眠っていた潜在能力を引き出す。

そして、発想力や創造力をはじめ、様々な能力が発揮されるようになる。
その意味で生命体が発してくる信号はすべて正しい情報であり、
それには素直に従ったほうがいい。

生命体は、必要な情報を必要なときに、どんどん送ってくれる。いわゆる
第六感とか虫の知らせとかいうのも、生命体からの知らせといっていいだろう。
だとすれば、何かピンとくるものがあったら、それは実行したほうがいいという
ことになる。

したがって、かりに意志決定で迷うことがあったら欲望を捨て、脳波をシーター波に
する努力をしていかなければならない。その上で意思決定すれば、
すべてが正しい判断となろう。


また、失敗を恐れてか、くよくよ心配ばかりしている人がいるが、こういう人は、
脳波が下がりにくいため、生命体の声を正しく聞くことができない。心配というのは、
マイナスのエネルギーをもっているからだ。心配すると心配したことが実現してしまう。

 −−この世に不可能はない(生命体の無限の力) サンマーク出版
 
私は、もはや何事をも恐れまい。
それは、この世界ならびに人生には、いつも完全ということ以外に、不完全というもののない
よう宇宙真理ができているからである。

否、この真理を正しく信念して努力するならば、何事といえども成就する。
だから、今日からは、いかなることがあっても、またいかなることに対しても、仮にも消極的な
否定的言動を夢にも口にするまい。また、行うまい。

そして、いつも積極的で肯定的態度をくずさぬよう努力しよう。
同時に、常に心をして思考せしむることは、人の強さ、真と善と美のみであるよう心がけよう。

たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。
たとえ人生に非なるものがあっても、心まで悩ますまい。
否、一切の苦しみをも、なお楽しみとなす強さを心にもたせよう。
宇宙霊と直接結ぶものは、心である以上、その結び目は、断然汚すまいことを、
厳かに自分自身に約束しよう。

                                  中村天風ー天風誦句集よりー


信じることの偉大なる力

                   −−C.M.ブリストル
 かつてアメリカの大統領ルーズベルトは、絶えず潜在意識にたよって暗示を繰
り返せば、そのとおりものごとが実現すると信じた人です。そしてけっして後ろを
見ず前だけをみて<昨日>のことは全く無意味で閉ざされた書物と同じだと考
えていました。
 
 小児マヒに苦しめられた病後、なんとかして松葉杖を使わずにステッキだけで
歩けるようになろうと決意しました。近親のものも、再び歩けるようにと祈って、
そのしるしとして杖を送りました。
 
 ルーズベルト大統領は大喜びで夜どおしその杖にもたれて、
<フランク(ルーズベルト自身の名前)お前はきっとまた歩けるよ>と
自分に向かって繰り返しいっていたということは、その場にいあわせた人の実話です。
 
 彼は信じることの威力を堅く信じたのでした。ある医者が小児マヒの経験者である彼に、
闘病法の体験を聞くと、彼はいいました。「静かに運動すること、マッサージ、そして
日光浴が大切です。」


 しかし、それよりもさらに大事なのは、患者自身がこの病気は、結局治ると信じることです。
                
                             ー信念の魔術ー ダイヤモンド社


 世の中にはこれとは反対に何年も何年も同じ病で苦しんでいる人がいる。それ
はつきつめると、肉体を更生する再生力と言う力が、「心の態度=精神力」に、
著しく関係しているという重大な事実を正しく自覚していないからである。

すなわち潜在意識の中にある再生力が実在の邪魔、悪同化によって十分働かない
結果である。たとえば、人間の血液の中には、バクテリアを殺してしまうある要素
がある。この要素はバイキンが襲ってくると直ちにこれを取り囲み、特殊な液体
を注いで殺してしまうように自然に出来ている。

ところが、その人の心が消極的で、ひ弱く、決断力もなく、ぐずぐずしていて、
引っ込み思案的なものになると、その心持ちがすぐ潜在意識と同化して、
潜在意識の再生力の発動を萎縮させてしまう。だから、事実の上からも考えても、
「潜在意識はそのうえに映された印象をそのままに作用するものである。」ということが、
はっきりと分かる。そして、神経過敏の人の病の治りが遅い理由もこの点にある。
                       
                            中村天風  ー『運命を拓く』ーより  

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